在宅介護 奮闘記

格差社会は、高齢者世代においてより顕著になっているという現実

      2016/06/29

苦しい生活を送っている高齢者は多い

私はまだ30代です。祖母の介護を日々手伝っている身ですが、自分自身の老後のことについては曖昧なイメージしかもっておらず、正直なるようになればいいや、と思っているのが現状です。

でも老後のことを考えてきちんと貯蓄しておかないと、あとあと苦労するのは間違いないようです。厚生労働省の発表では、今年の3月に生活保護を受給した世帯は163万5393世帯と過去最高を記録し、そのうちの46%が単身高齢者世帯になっています。

110765

日本全国で一人暮らしをしている高齢者の数はおよそ600万人で、そのうちの半数の約300万人が生活保護水準以下の年金収入しかないと言われています。ただ実際に生活保護を受けている人の数はそのうちの約70万人。のこりに200万人以上の人は、生活保護を受けないまま、苦しい生活を日々過ごしているというわけです。

65歳以上を高齢者とすると、65歳になって数年のうちに生活が窮乏するという場合もあれば、80代、90代になってから貯金や収入の当てがなくなり、窮乏の度合いが急に増すということも起こり得ます。

a5e1f5fc8b8a7ae28342c6be0f8b7c8c_s

高齢者間の経済格差は大きい

人生の最晩年の段階になって極度の貧困に悩まされるというのは、仮にそれまでそれなりに楽しい人生を送ってきたとしても、「充実した人生だった」と思いながら人生の幕を閉じるのは難しくなるでしょう。終わりよければすべてよしではありませんが、最期くらいは自分らしく、親族や友人に囲まれて看取られたいというのは、今の私でも漠然として思っていることです。

老後に備えてどんな準備をしているか・・・「格差社会」などと呼ばれるようになって久しいですが、高齢者においても格差は健在です。

平成28年度版の高齢者白書によると、老後の暮らし向きについて「心配ない」と考えている人は全体の7割にも上っています。実際、お金に余裕のある高齢者というのは多く、貯蓄額が4000万円以上あるという世帯も、高齢者世帯のうちの約18%を占めています。

しかし社会の側が気にかけないといけないのは、老後の暮らし向きについて不安であると考えている高齢者、貯蓄額が100万円未満、100~200万円未満という高齢者(全体の約1割)のことです。

694efb09d388dffc270254bd15943e8b_s

孤独死、老老介護、介護殺人等の事件は、こうした層において頻発しているのも事実なわけです。行政の方できちんと対策を立てなければ、高齢者の犯罪も今後より増加していくことになるでしょう。今後の日本の大きな課題であると言えます。

 - 介護ニュース , , ,